公陽堂

2017.12.13

IoT関連技術の特許出願状況(2017/11速報版)

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 特許庁では、IoT関連技術の日本特許に分類記号(広域ファセット)※1を付与しているため、この分類記号の付与された特許に基づいてIoT関連技術の出願状況を概観することも可能です。今回は、1997年~2017年10月までに公開された特許のうち、その時点におけるIoT関連技術の特許出願状況を集計しました※2。2017年11月・12月の公開分は、2018年1月以降に再集計します。
この結果をみると、三菱電機、日立製作所、NTT(日本電信電話)など名だたる大企業が件数では上位を占めていますが、件数下位の出願人による件数(=「その他」の件数)がまだまだ多く、この分野で抜け出している企業はいないのかもしれません。
また、農業用;漁業用;鉱業用(ZJA)、建設業用(ZJI)、金融業(ZJK)、ロジスティック用(ZJR)など他に比べて件数が少なく、未開拓ともとれる分野がいくつもあり、この分野にIoTにおけるビジネスチャンスが眠っているかもしれません。

 なお、今回のチャートは、2007年~2017年(12/25まで)に公開された特許のうち、IoT関連特許に対応する分類記号(広域ファセット)であるZJA・ZJI・ZJK・ZJRの付与されたものを抽出し、件数上位20社およびそれ以外について出願人別に集計したものです。

※1:詳細は特許庁webサイト参照
※2:グラフはワイズ特許サービス「ぱっとマイニングJP」にて作成

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